2025年1月31日
お知らせ山梨県の不妊相談・女性健康相談の事業運営委員会にて、ファミワンのオンラインサポート事業の報告を致しました

ファミワンは、山梨県からの委託を受け、「山梨県妊活等健康オンラインサポート事業」を実施しており、運営の報告を令和6年度山梨県不妊相談事業運営委員会・女性健康相談事業運営委員会にて実施しました。
本会は、山梨県子育て支援局子育て政策課が開催し、山梨県内で不妊や女性の健康相談に関わる医療者が集まり、相談事業の実施報告等を行い、これからの相談事業の方向性を検討するために実施されております。山梨県で不妊や女性の健康相談を実施している保健所、産前産後ケアセンター、不妊専門相談センター、ファミワンがそれぞれの事業実績報告を行い、より良いサポートを行うための意見交換を行いました。
ファミワンは2023年10月より、山梨県より「生涯を通じた妊娠・出産支援体制強化事業」を委託され、「妊活等健康オンラインサポート事業」の一環としてファミワンの提供を開始しております。オンラインアドバイザーとして、不妊症看護認定看護師、公認心理師・臨床心理士、胚培養士、薬剤師、管理栄養士、助産師、不妊ピア・カウンセラー、キャリアコンサルタント等を中心とした約60名の専門家が在籍しており、日々相談対応を行なっております。
令和5年度は事業が開始した10月から3月まで、令和6年度は4月から12月末時点での件数を報告しております。不妊と女性健康の相談数は、ファミワン導入開始前の過去3年間の平均件数から令和6年の12月時点で既に150%増加しております。
SNSを活用したオンライン相談を実施することで、相談したい若い世代が利便性等の観点からオンライン相談を希望することが多い傾向があることも会議の中であげられました。
ファミワンへ相談いただいた方へも、その内容に応じて随時電話や対面相談も案内しており、オンライン相談という強みを活かしながら、他事業と協力して山梨県の皆様の支援を行なっています。今後もより一層、県民の皆様のお力になれるよう引き続き邁進してまいります。
▼山梨県不妊相談に関するホームページ
https://www.pref.yamanashi.jp/kyoiku/shoshika/funin/index.html
■山梨県の少子化対策
現在、山梨県の人口は約79万人(2024年)となっており、これはピーク時の2000年と比較して、11,2%減少しており、さらに人口構成も約3人に1人が高齢者という現実です。
山梨県では、人口減少対策に積極的に取り組んでおり、山梨県が目指すべき将来の方向と人口の将来展望を示す「人口ビジョン」を策定しております。
この人口ビジョンを実現させるため、様々な充実した施策を打ち出しており、ライフステージごとに寄り添った切れ目のない充実した支援制度を提供しております。
妊娠・出産期に対しても、プレコンセプションケア推進、子育て支援、宿泊型産後ケア、不妊相談、小児救急医療体制など、手厚い支援を行っております。
▼山梨県人口減少危機対策特設サイト
https://www.pref.yamanashi.jp/jinko_kiki/index.html
また、山梨県ではプレコンセプションケア推進事業にも力を入れており、企業向けプレコン啓発セミナーや、医師によるプレコンセプションケアセミナーなども開催しております。
若い世代が妊娠・出産に関する正しい知識を持ち、プレコンセプションケア事業をとおして将来の健康と健やかな妊娠・出産に備えるためのプレコン健診事業として、18〜39歳の女性を対象に、セミナーを受講すると無料でプレコン健診を受診できる事業を実施しています。
職域健診と地域の医療機関の両者が受診できるのは、全国で初めての試みとなっております。
本会においても、県民の皆様によりプレコンについて学んでいただくためには教育における普及活動も大切だという提議があり、ファミワンからは「こども性教育オンラインイベント」の開催(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000434.000014333.html)や、小学校〜大学まで各世代に合わせた出前授業などの開催などの実績を共有しております。
本件プレスリリーはこちら。