2025年11月20日
お知らせファミワンの心理士 戸田さやかが『臨床心理学 第25巻第6号 学派論: 公認心理師時代に学派を再考する』の執筆に携わりました
ファミワンにて、ユーザー相談やサービス設計を担当する公認心理師・臨床心理士の戸田さやかが、2025年11月に金剛出版より発行された『臨床心理学 第25巻第6号 学派論: 公認心理師時代に学派を再考する』の執筆に携わりました。
戸田は第3章「なぜこの学派でなければならなかったのか?」内の「なぜブリーフセラピーなのか?」を執筆。自身の臨床経験をもとに、短期療法(ブリーフセラピー)の成り立ちと臨床実践における有効性、そして現代の心理臨床における学派の意味について、実践的な視点から論じています。
■『臨床心理学 第25巻第6号 学派論: 公認心理師時代に学派を再考する』について
2025年最後の『臨床心理学』は、リニューアル後第1号として好評を博した「教科書には書いておらず、大学院でも教えてもらえない、現場で学ぶしかないありふれた臨床テクニック集」(東畑開人・山崎孝明=共同編集)の続篇にあたります。
本特集では、「公認心理師時代に学派を再考する」というテーマのもと、臨床心理学における“学派”の意義を多角的に検討。
精神分析・人間性心理学・認知行動療法・ユング心理学・家族療法・ブリーフセラピー・心理療法統合など、主要な臨床学派の専門家たちが、それぞれの立場から学派の魅力と現代的課題を語ります。
学派の歴史を継承しつつ、その枠を超えて実践を考える議論が展開され、心理臨床の“いま”を浮き彫りにする一冊となっています。
■書籍情報
【書名】臨床心理学 第25巻第6号 学派論: 公認心理師時代に学派を再考する
【出版社】金剛出版
【発行年月】2025年11月
【定価】1,980円(税込)
【判型・頁数】B5判・約160ページ
【ISBN】9784772421508
▼書籍情報詳細はこちら
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【著者紹介】
山崎孝明氏
こども・思春期メンタルクリニック。博士(心理学・上智大学)、臨床心理士・公認心理師。日本心理臨床学会業務執行理事、日本精神分析学会編集委員、『臨床心理学』(金剛出版)編集委員。
主著|『精神分析の歩き方』(単著・金剛出版・2021)、『当事者と専門家』(単著・金剛出版・2024)、『精神分析的サポーティブセラピー(POST)入門』(共著・金剛出版・2023)、『週1回精神分析的サイコセラピー』(共編・遠見書房・2024)、『POST(精神分析的サポーティブセラピー)を描く』(編著・日本評論社・2025)
■執筆協力 ファミワン 戸田さやかプロフィール

公認心理師、臨床心理士、生殖心理カウンセラー、がん・生殖医療専門心理士、ブリーフセラピスト・シニア。
性や生殖補助医療の専門知識を用いながら、カップル・家族の心理支援をおこなっている。
ファミワンではカウンセリングやアドバイス業務をはじめとしたユーザー対応、サービス設計を担当。
また、企業や自治体向けのセミナーやイベントに数多く登壇している。
■戸田さやかのコメント
雑誌「臨床心理学」は2001年に創刊された、歴史ある専門誌です。学生の頃から幾度となくお世話になった本誌に、光栄にも寄稿の機会をいただきました。 本書は、学派とは何かを再考したり、実践家たちによる学派についてのパーソナルな語りが綴られています。私は、ブリーフセラピストのひとりとして、学派への愛着や思い出を述べさせていただきました。文章から滲み出るそれぞれの学派”らしさ”を感じられる一冊だと思います。多くの方が手に取ってくだされば幸いです。
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