2025年11月27日
イベント跡見学園女子大学にて、ファミワンの心理士の戸田さやかが「不妊治療現場での心理支援」の講義を実施しました
ファミワンにて、ユーザー相談やサービス設計を担当する公認心理師・臨床心理士の戸田さやかが、昨年度に引き続き、学校法人跡見学園の跡見学園女子大学の健康心理カウンセリングの授業に登壇しました。

昨年度に続く登壇となり、前年受講者から52名増加の133名が参加。当日は学生が自身の将来に引き寄せながら、熱心に学ぶ姿が印象的でした。
■講義内容
本講義では、「不妊治療現場での心理支援実践」をテーマに、妊活・不妊治療の基礎知識から、当事者が抱えやすい心理、さらに現場で行われている生殖心理カウンセリングの流れまでをわかりやすく解説しました。なかでも、幼少期から無意識に形づくられる“親になる人生観”を指す「生殖物語」については、実際の支援例を交えながら紹介し、学生たちが自分ごととして理解を深められる内容となりました。昨年度の講義をきっかけに「実際に行動を変えた学生」がいたことも報告されており、若い世代にとって重要な学びの機会となりました。
■参加した学生からの感想(抜粋)
「この生殖心理カウンセリングは、当事者からしてみれば心の底からありがたいと思うし、すごく不安な気持ちを分かり合える唯一の存在だと私は受け取りました。同じ女性として、未来に自分がお世話になるかもしれない、カウンセラーになるかもしれないかもしれない未来を考えさせられました」
「生殖心理カウンセリングについて、不妊治療の心の負担を減らすためにとても大切なサポートだと感じました。治療の不安や悩みを安心して話せる場があることで、気持ちが落ち着いたり、治療を続ける力につながることが分かりました。実際の現場では、当事者のペースに合わせて話を聞いたり、必要に応じて情報提供してくれるなど、寄り添う姿勢がとても大切だと感じました。」
「不妊治療のカウンセリングにおけるセラピストの役割がよく分かりました。凄く難しい立場ですが、とても重要な役割を担っていると感じました。」
■心理士 戸田さやかのプロフィール

公認心理師、臨床心理士、生殖心理カウンセラー、がん・生殖医療専門心理士、ブリーフセラピスト・シニア。
性や生殖補助医療の専門知識を用いながら、カップル・家族の心理支援をおこなっている。
ファミワンではカウンセリングやアドバイス業務をはじめとしたユーザー対応、サービス設計を担当。
また、企業や自治体向けのセミナーやイベントに数多く登壇している。
本件プレスリリースはこちら。