2026年1月15日
イベント鳥取県の医療従事者・母子保健従事者の方を対象とした「グリーフケア研修・マニュアル作成・認定バッチ作成」をファミワンにて実施しました

ファミワンは、鳥取県の医療従事者・母子保健従事者など当事者への支援に携わる方を対象に、2025年12月23日(火) に「子どもとの死別を経験した方への関わり方」をテーマとした従事者向けのグリーフケア研修及び交流会をオンラインで開催いたしました。
本研修の開催にあたり、鳥取県内で医療従事者・母子保健従事者など、当事者への支援に携わる方を対象に事前アンケート調査を実施しました。支援現場における悩みや課題を把握したところ、「当事者の気持ちを理解し寄り添うことの難しさ」や「支援方法に対する迷い」など、支援する側が多くの葛藤を抱えながら支援にあたっている実態が明らかになりました。
当日の研修では、こうした事前アンケート調査の結果を踏まえ、ファミワンの公認心理師・臨床心理士 戸田 さやかが、グリーフ(悲嘆反応)の基本的な知識・理解について、分かりやすく解説しました。
一方的な知識の解説にとどまらず、支援者が抱えやすい迷いや戸惑い、「分かってはいても対応が難しい」と感じる戸惑いにも目を向けながら、支援者として求められる姿勢や、現場で大切にしたい関わり方の視点を丁寧に共有しました。
後半の交流会では、参加者同士が日頃の支援で感じている悩みや課題を共有し合い、実践に生かせる気づきや視点を深め合う機会となりました。本研修を通じて、支援者同士がつながり、より質の高い支援につなげていくきっかけとなることを目指しました。
さらに、本研修の実施とあわせて、支援現場での実践につなげることを目的とした「グリーフケア支援者向けマニュアル」をファミワンが作成しました。研修で扱った内容や当事者への関わり方のポイントを整理するとともに、支援者が迷いやすい場面での考え方や声かけの視点なども盛り込み、研修後も継続して学びを振り返り、現場で生かせる内容としています。学びと支援現場での実践をつなげるツールとしての活用が期待されます。

本研修は、鳥取県の産後ケアエキスパート研修にも位置付けられ、研修を受講した産後ケア事業者へは「産後ケアエキスパート認定バッチ」が配布されました。本バッチは、鳥取県職員のデザイン案をもとに、ファミワンが作成を担当しました。

ファミワンは、鳥取県からの委託を受け、2025年1月より継続的に、鳥取県内におけるプレコンセプションケア啓発活動を推進しています。チラシ・ポスターの作成・配布、プレコンセプションケア健診受診者向け冊子の作成、オンラインセミナーなどの開催を実施してきました。
2026年2月7日(土)には、「今日からできる!『自分のカラダ』のトリセツ」~未来につながるプレコンセプションケア~“栄養” “睡眠” “心”のこと」と題した、プレコンセプションケアをテーマにしたオンラインセミナー第2弾の開催が予定されています。ご興味のある方は、ぜひお申し込みください。
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https://form.run/@tottori-seminar20260207
■研修概要
「子どもとの死別を経験した方への関わり方」
【開催日時】 2025年12月23日(火) 13:00~14:30 (講義+交流会)
【講師】 戸田 さやか 公認心理師・臨床心理士(株式会社ファミワン)
【開催形式】 オンライン(Zoomミーティング)開催
【対象者】 鳥取県内の医療従事者・母子保健従事者など当事者への支援に携わる方
■研修後アンケートからのコメント(一部抜粋)
「今まで知っているようで目から鱗的な内容があり参考になった。」
「グリーフケアについて当事者の方に自分が出来ること、または間違った対応が分かった」
「グリーフケアの基本的な考え方から具体的な支援方法まで、丁寧にまとめてくださり、わかりやすかったです。グループ間での交流も良かったです。」
「グリーフケアについて、新しい知見を得ることができた。交流会でも行政の方と情報交換できたことはよかった。」
■鳥取県 家庭支援課 様からのコメント
近年、予防のための子どもの死亡検証(Child Death Review)をはじめ、産後ケア事業や、妊婦のための支援給付金といった母子保健分野において、子どもを亡くしたご家族が抱える深い悲しみに対し、寄り添い、支えていくことが求められている。
一方で、「子どもとの死別」は、特に悲嘆(グリーフ)が強く、皆さんの中には、悲嘆に暮れる家族の心情を思い、何か支援ができないか、と支援方法に悩む思いをされた方もあったかもしれない。
今回、株式会社ファミワンと行ったグリーフケアマニュアルの作成とセミナーは、こうした現場で活躍する方にとって、学びの多い内容であったと思う。今後もこうした取り組みについて継続して実施していきたい。
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